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「減るものだったらもっと怒ってる。」

扱いに不快を感じることはあるものの倉嶋が減るものを取ったりはしないことを知っているので、軽く怒りはするが本気で怒ったことはまずない。
少し顔を歪めたので上手く手加減できていなかったか、と不安になるがすぐにいつもの表情に戻ったためそこにはあえて触れなかった。

「……？」

倉嶋が笑い出したのを見て自分がそんなおかしなことをしたか、と首を傾げて考えるが思い当たる節が見当たらず笑い出した理由を見つけるのを諦め、静かについて行く。
今回、仕事と言ったも倉嶋と出かけるというプライベートも入ってくるということがあるためかいつもよりも集中しながら仕事モードに入らなければいけなく移動してる間に休もうと一回集中を切る。