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>>43
あると様

　何やろう、今更ドキドキしとる....。　と自分の頬に熱が貯まっているような感覚にそして彩名の様子にさっきまで僅かな緊張しかなかったはずがこんな可愛い子に頬でもキスをしたことで彼女を意識したように少しばかり早くなった鼓動にそんなことを内心で思いつつ、此方も何も言わずに自分が座っていた席に着いた倉嶋は、すぐに切り替えるように口を開いて

倉嶋「と、まあその何や....今のように指示があったりするからちょっとした覚悟がいるんですわ。　せやけど、本間に嫌やったら断ったらええ」

　断りづらかったら何か云う前にさっきみたいにしてくれたらええしな。　と付け足して彩名の方を真っ直ぐ見て何気に助けたると云っていて。その後に微笑する。


>>44
天狐様
「汐音の場合は、減るもんが他の女性より多かったりするんとちゃう？」

　減るもんというより駄目なもんが多そうや。　と口には出さないもののと何故か確信がある現についさっき子供扱いされたと不機嫌になったからもあるが、年下でも年上でも多分撫でてしまうと汐音に限らずそう思っていて、半分冗談っぽく聞いていて

「......」

　汐音の様子を見て、打ち合わせの時に仕事としてやるなと言われなかったのかなんて思いからか何とかカメラ回ってはいるものの仕事感覚を忘れさせたいと思うが、なんて云えば良いか分からずに少々人並みから外れた道に出て後少しで着く手前で、スマホのバイブが鳴り、自然と歩みを止める。