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>>61
天狐様
【大丈夫ですよ、天狐様が返せる時に返して頂けたら嬉しいので、謝らなくて良いですよ。】
　

　(此れからやなく今からやないんか。)と内心ではその言葉に軽く突っ込むも、やはりエンドレスになってしまうので、口を閉じたまま首肯して、今からじゃないとしても、そう云ってくれた汐音に、安心したような笑みを浮かべるも沢山聞きたいことがあり過ぎて逆に話題が絞れず、再び歩き始めつつ　

「そやな....段々無茶ぶりが多くなったり、唐突にどっきりされたりするからなぁ、油断も隙もあらへん。」

　出演数が増える度に増しているが、まだ司会者側が多かった為に、他の出演者に比べたら其ほど無茶ぶりが少ないのは事実だが、敦士は今日から無茶ぶりだらけやろうなと内心では思っているからか、上記をやや苦笑いして告げる。

　そして、悩むように呟き、自分に視線を向ける汐音に対して、此方も考えながらも

「んー、例えばあーんとか、一つの飲みもんを二人で飲むとか....やないか？」

　言って何やけど、中々ハードやし嫌やないか。と口には出さないが特に後半に云ったことは、本当に好きな相手とするべきだと言いながらも気づくも、他に思いつかなかったのもあり、とりあえずスマホを仕舞いつつも、汐音から目を逸らすようにして前を向き、歩いていて。


>>62
くもも
【いや、大丈夫だぜ。少し驚いたけど、返してくれて嬉しいからな。謝らなくても全然大丈夫だぜ、気にすんな！ちょっとキャラ迷子だが、後々ちゃんと戻すからちょっと多めに見てくれると嬉しいぜ。】


水戸部「ん....？　嗚呼、やってくれるのかい。　....助かるな、有り難う。」

　カメラの前に立って自ら被写体を買って出る彼女がカメラ内に映ったので、カメラに視線を向けていた水戸部は、彼女の意図が分かったようで上記を心底助かったと云うような声音で告げる。

　自ら買って出なくても、頼もうかと思っていたためにその事に対してやや嬉しそうに微笑するもそれも僅か数秒で真面目な顔になれば、彼女にピントを合わせつつまずは全体を映るようにしてから

「ん、よし。　その場で回って数回手拍子して貰っても構わない、かな？」

　自分のカメラと連動している音声スタッフにも声を掛けてから、千歳にそう指示をする。手短に済ませる為に指示をしただけだが、音と動きが分かるものなら、その動作じゃなくても構わないため、真面目な顔とは裏腹に柔らかい声で千歳を見て云えば、すぐにカメラに視線を戻して。