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>>75
茜空様

　此方に向かってくる足音に気付いて、スマホから視線を外してから足音がする方に自然と顔を向ける。それと同時に友愛から声が掛けられて

詠斗「え、は......じゃなくてユウさん、お早う御座います。」

　瞬きを一つしてから、予想していたのとは否、冗談で呼ばないとも思っていたはいたもののいざ違う呼び方、至って普通の呼び方で呼ばれてしまえば、面を食らったような顔と間の抜けたような声を上げるも、此方も挨拶しようと続けるがさっきのさきまで考えていたためかハニーと呼び掛けそうになり慌てたように、云われていた愛称にさん付けして言い直し挨拶する。

　その間にスマホを仕舞いしつつ、友愛の言葉を振り返るようにして、(随分ってユウさんにとってどのくらいの時間の事を云うのだろう。　大して待ってないですが......)と考えるような悩むような素振りをしてから

「いえ、其処まで早く来てないですよ。　それに、ユウさんを待たせてしまうのは悪いので僕としては、先に着けて良かったです。」

　彼にとって30分前行動は随分とに含まれていないのか自分の中で考えが纏まれば、はっきりと最初の方を告げ、言葉を続けるように上記を穏やかに言ってから、改めて友愛を見る。

(嗚呼、今日は眼鏡しているのか、似合ってるな)と彼女の服装と眼鏡の組み合わせはマッチしていてまた違った面のようなものを見れて何だか嬉しくなり無意識に笑みを見せていて。


>>76
Curro様
【本当ですかっ、此方こそ有り難う御座いますっ】

　楽屋がある通路を歩いていれば、今日出演する一般の人に出会す。(嗚呼、ほうか......紙受け取ってるんか)と紙と睨めっこじゃなく紙を見ているところを見れば、(何や、僕お節介焼いてしまうところやったんか。)とも思うも、横切ろうとしているのとその前にまじまじと見られていた為に

倉嶋「ちょっ、ちょい待ち。　君、確か北園さんやろ？　あ、僕は倉嶋敦士。君が出演する番組の共演者で僕らが収録するスタジオは、そっちやなくこっちですわ。」

　小春の方に体ごと向けて慌てたように横切ろうとするのを声で制して続けざまに確認するように小首を傾げて聞くも思い出したように自分の名と何故名前を知っているのか簡単に説明してからスタジオの方を指で示しながら「一緒に行きましょうや」と付け足しつつも、先だってまるでリードするかのような案内するような歩みでスタジオへ向かい始めて。