祈「…!あ…あの、もう大丈夫、です!」泣きそうになっていると頭になんだか心地いい感覚を覚え、はっと顔を赤くしながらリオネル見る。慌てて今自分が見ず知らずの人に迷惑をかけているのだと思ってそっと離れ「ここが何処だか教えて頂きありがとうございます、帰る方法は分かりませんがどうにか探してみますので…!」といつまでもこの優しい方を引き止めて居るわけにはいかないと思ったのか頭を下げ礼を述べると、大通りの方へと歩き出そうとする