大人なりきり掲示板
- Re: 【指名制】彼に飼われて【募集中】 ( No.380 )
- 日時: 2018/08/17 03:36
- 名前: 蒼の騎士王 (ID: vjv6vqMW)
>>376
【此方こそ2度目の確認有難う御座いました。また何かあれば遠慮なく御指摘下さい、此方もそれに応えれるよう努力しますので!】
普通ならこんな失礼な態度怒るか無視するかなのに、目の前の端正な顔立ちをした人は優しく話を聞いてくれた。出身地を聞くその声も柔らかく和やかで何処か人を安心させる様なものでドキドキと上がっていた心拍数も少しづつ落ち着きを見せる。と言っても知らない地への戸惑いはあるのでいつもの様に暑苦しくハキハキとは喋れなかった。普通に国名と県名を言えば良いのだろうか、どう答えれば良いのか分からず今だけ利口ではないこの頭を呪った
「に、日本って国の神奈川県って地域に住んでます!……あるとあ…?」
持っているバットをぎゅう、と少し汗ばんだ手の平で力強く握りながら答える。まだ声は震えていて情けないものだったが先程よりは幾分かマシだろう。もしかしたら知っているだろうか、と淡い期待を膨らませたが次の言葉でそれはまた不安へと変わる。端正な彼が言ったあるとあ、聞いたこともなくてその不思議な名前にぱちくりと銀色の目玉を瞬かせ復唱する。歴史や地理は得意な方であったが、そんな国の名前は聞いたことも見たことも無い。少し土に汚れた手を顎に当て分かりやすく首を傾げる。しかし途中で自己評価されているのにも関わらず返していなかったという事実に気が付き、また同じ失敗を繰り返さぬ様にと慌てて返す
「俺は蘇鉄 正義、正義と書いてまさよしっていいます!えっ、と…せいすさん、宜しく御願いします!」
かっこよく決めれただろうか。噛まないようにさわやかに、少し焦りやすい自分によく親や教師達は言っていた。愛想は大事だと習ったので出来るだけニカッと笑顔で言ったもののそれは下手くそなもので見ているとこっちが笑顔になってしまいそうだ。そんなことは露知らない彼だが、いつの間にか小さなパニックも収まり心臓の音も正常にドクドクと独特の音楽を奏でていた