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>>15

【おおおおおっ？！ そ、それは良かったです！次からは昇天しそうになるのもやめてくださいねっ（肩ユサユサ←）

ひぃっ、主様に褒められるような人間ではありませんよっ！でもそう言って貰えると嬉しいです！はいっ、よろしくお願いします！】


まさか一人で大きな書庫を整理させられるなんて思ってもみなかった。そんな文句じみた言葉を心の内に渦ませながら、茉莉花は街灯と月の光だけを頼りに帰り道を早足で歩く。本来ならばもっと早くに帰れる筈だったのだが、仲の良い教授からの頼み事を断れる訳もなく、一人永遠と書庫の整理や掃除をしていたのだ。勿論今日では終わらなかったので明日もしなければいけない。その事実に内心うんざりしていたものの、聞き慣れたようでいてそうでもない声が前から聞こえてくれば下げていた視線を上げ。

「………あぁ、今晩わ。…大学の帰りです」

一瞬誰だかわからずに開きかけた口を閉ざすも、数秒の間に思い出したのか淡々とそう挨拶を返す。とはいえ言葉が続くとは思っていなかったのか、今度は答えあぐねるように口を閉ざすも、嘘をついても仕方が無いため素直にそう答えてから相手へときちんと視線を向けた。マゼンダ色の瞳が相手の考えを推し量るように揺れる。普段は挨拶しかしないのに、なぜ会話をしようと思ったのか不思議なのだろう。

しかしその視線も数秒すれば逸らされる。これ以上喋ることもない、世間話は苦手なのだと思えば「それじゃあ、おやすみなさい」と相も変わらずの無愛想で言って相手の横を通り抜けようとし。


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【いえいえっ、全然大丈夫ですよ！ 絡みやすい文章をありがとうございます〜っ。

かしこまりました。何かありましたら言わせていただきますねっ、主様もこちらに何か要望等がありましたら何なりとお申し付けくださいませ！】