七穂「分かったよ、ちゃんと話すから」 頼ることに慣れてないものの、彼が話しやすい雰囲気を作ってくれたおかげで少しだけ気が楽になりクスリと笑ってしまう。話す前に一度深呼吸をして気持ちを落ち着けると「気の所為、かもしれないんだけど……ちょっと前から誰かに見られてるような気がするの」 目を見て言うのは緊張するのか視線を下に向けて皿の上のケーキを見つめながらおずおずと話し始め「それがちょっと怖くて…」と上記に続けて不安げに告げて。