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>>131

(>>64 我用)


鞠羅
　「あ、あぁ、ここに入っても良いか？」

　会話としてこれは成り立つとか、そんなの考える暇もなかった。
相手に自分の緊張具合なんてバレバレなのだろうとか思いながら話した。
布から話し手の様子をこっそりと伺いつつもアイツを憎む。
如月め、店だけ紹介して何も言わずに勧めてきて。
来たは良いものの、ここの店に大して説明はされていない。
暇だったから来てみたものの、如月曰く『楽しい』所とは何なのだろう。




如月
　「夜桜さん、今空いとりますか？
いつもの狐だって伝えてもらえりゃ大丈夫すよ」

　さすがは常連、女と話すのも手慣れておる。
当たり前のように言葉を並べていく。
如月と共にここに来たは良いものの、これからどうするべきだろう。
さっぱり分からん、何も話せない。