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>>14

燐「おはよう、椎名さん。よく眠れました？」
相手につけた足枷が外れていないことを確認するとまるで学校で普通に挨拶を交わすかの如く爽やかな笑みを浮かべて


>>15

那月「ようやくお目覚めか」
待ちくたびれた、と言ったように部屋の隅から腰を上げて相手の方へ向かいながら耳に入った声に思わず"ふっ"と笑い、嘲を隠すことのない態度で再び口を開く。

「なんだ？意識を失い眠ってしまった後は優しいキスで目が覚めると思ったか？それも薔薇に囲まれたベッドの上でか？」

抵抗も何もできない様を心から楽しむようにベッドの横に立ち口角を綺麗に上げればそれとは反対に完全に見下し切った目で相手を見つめ小馬鹿にするような口調で尋ねる。