>>17恋「……あら、残念ながらそんな夢見事を思えるほどお花畑な脳内じゃないわ。そうね……誘拐、監禁かしら?」 小馬鹿にした口調と見下したような瞳にだんだんと冷静になってくれば、この状況に一番近そうな理由を述べつつも軽く腕を動かし、ガシャっという音が部屋に響けばそのことに眉を寄せつつもため息を吐き出だして。「私、貴方になにかしたかしら。全くもって身に覚えがないのだけれど」