>>43「っ、と……いや、こっちこそごめんね。僕は大丈夫だよ」 転けそうになるもなんとか持ちこたえれば、少しよろつくだけで踏みとどまる。視線を前へと向け、ぶつかったら少年の言葉にそう返事をすれば、にこりと笑みを浮かべて。