>>89風香「だって、こんなに注目されるとは思ってなかったんですもの」 申し訳なさそうにそう言って視線を足元に向けるも、大きな音に肩を揺らせばバッと顔を上げる。何してるの、と言おうとも思ったがうまく言葉が出てこず、誰もいなくなってしまった屋上を見回せば視線を仁に向けて。「……ごめんなさい。私のせいで、また怒らせちゃったわ」