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>>18
茜空様

　そうか。　と姿を見せなかったにも関わらず平気で受け答えをするのにも僅かながら驚くも浅見の言葉に何故だか知らないが、こそばゆい気持ちになり、素っ気なく聞こえるか聞こえない程度に返す。

　そして、お狐様？と聞いてくるのにも、此方に歩みを進めるのにも軽く驚いたようで、しまっていたはずの尻尾が現れぶわりっと尻尾を一瞬何時もよりも大きくするもその場に踏みとどまり

「....よく喋るな、お前。　めんどいだの抜かしていたくせにお喋りは良いのかよ？」

　けして、呆れている訳じゃないが、浅見の名を呼ぶ前に率直に思ったことを投げ掛ける。　その様子は呆れているというより興味や感心から来ているのか無意識にふわふわと尾を揺らしながら見るも、首疲れるだろうと思い立って目の前に降り立って。　


>>19
Curro様

界「？　何を話して良いか分からないくらいが良いんじゃねえか、その方が話が尽きなくて絶対良いしな。」

　田舎ではあまりない感覚が転校生にはあるのかと思うも気持ちは分からなくはないと云う思いもあるものの、共感__はしがたいもので難しく考えすぎじゃねえかと云わんばかりに上記を言い、

「俺は、噂でお前の名前は知ってるから言わなくて良いけど俺は、滝沢　界だ。　呼び捨てでも、お前が呼びやすい方で呼んでくれて良いぜ」

　中学校と高校が合併した学校と云うのもあってか、千咲の名は彼女が転校生してきた日に広まっていたために淡々と話していた彼女に僅かながら罪悪感と云うか居たたまれない気持ちになり苦笑して言っていて。