「…え、ほんとに良いの? じゃあ、放課後お願い送ってもらっていい?」まさか送ってくれると言われるとは思ってなかったので多少驚きはしたが、少し間をあけてから答える。登下校中、人間に見つからない場所までは妖怪、または半妖の姿で行くので問題はないが、人間の姿では山道を歩くのは一苦労するのでとても嬉しい。「なんか界って良い奴、だね。今まで話したことなかったから分からなかったけど…」