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笑っている相手を見て出来るものなら凍らせたい、と怒りが込み上げてくるが今は人間として学校に居るため髪の色が変わらないように静かに心を落ち着ける。

涼香「志筑先輩…ですね。噂のせいで知っているかもしれませんが私は小波涼香です。」

やっと自分の事を相手、要が知っていた理由が分かり納得しながらも自分が言い出したのでしょうがなく渋々自己紹介をする。

「そうですか。変な噂でなければどうでもいいです。」

特に妖怪がらみの、と口に出さず心の中で呟くと稲荷神社以外のところで気が抜けないということを改めて実感する。
自分の事が勝手に広められるのは自己紹介もしなくていいし、むしろ大歓迎だがすぐ広まるということに関しては田舎の嫌なところだ、と小さくため息をつく