「っ………」改めて私の姿を見せ刃物を見せるも想像していた反応と違い、どう返せばいいか分からず戸惑いを隠せない。そして、二人の言ったことに安心して泣き出しそうなのを我慢しながら唇を噛み俯く。「ぁ、ありが、と…。二人のこと少しは信用、してみる」俯いたままぽつりぽつりと途切れながらも二人に礼を言う。聞く限り嘘を吐いている様子もないと感じたのか界と護の目を見ながら上記を言い、全ての人間が二人のようだったら妖も生きやすいのにと思う。