「う……」『シューヤを見てたらシたくなる』その言葉を聞いて、少し嬉しく思ってしまった。確かにここは学校だ。いつ、この教室に人が来るか分からない。けれど、海がそんな事言ったせいでこちらにも熱が灯ってしまう。「す、少しだけ、だからな……あと、絶対、声は出さねぇから」そう言いながら制服のネクタイを緩める。