大人なりきり掲示板

Re: 轍と共にある今に 指輪をはめてあげましょう ( No.17 )
日時: 2018/08/18 15:37
名前: 青の騎士王 (ID: vjv6vqMW)

了解致しました
ではキャスターはカルデア内の植物園、メイヴはマスターの部屋にいることにします

クーフーリン(キャスター)

一人の青い魔術師は、草木が生い茂る植物園にいた。この植物園は人工的に作られた物で普段はカルデア職員が手入れをしたりしている。そんなところに何故関係の無いキャスターが?否、普通に好ましいと思っていたからだ。煌びやかな華や若々しい葉が水を吸い取っていく姿は美しく、特にキャスターのお気に入りだった。だが今日は違うのかぽつりと草原に横たわっていた。所謂狸寝入り、ただ目を瞑るだけで意識は覚醒していた

「(今日はやけに動く気になれんな………俺も年老いたか?)」

なんて心の中で冗談を言う、まぁ誰も突っ込んではくれないのは当たり前だろう。自分で年老いた、と言う彼はこの前若い自分に「枯れたか?」と聞かれ1発殴っていた、筋力のせいでそこまで痛くなかったらしいが。自分で思うのは良いが、自分に言われるとどうも癪に障る。なんて変なことを思いながら青い彼はくるりと寝返りをした

メイヴ

ペラ、紙の乾いた音が部屋に響く。その音の発信源を女王メイヴは楽しそうに見つめていた。見つめるのはファッション誌という物でこのコーデはありえない、とかこの服とこの服を合わせたらさぞ可愛いのだろうと色々考えるのはとても楽しかった。少し行儀が悪い寝ながらの読書、というやつで派手な服から見えた白い足はぷらぷらと空中をさまよっている。彼女はまたページをめくった。あぁ、早く来ないかしら。彼女は確かにファッション誌を読む為に此処に来たのだが、本来違う目的があってここにいるのだ。そう、此処は我が愛しのマスターの部屋

「帰りが遅いわダーリン……なんて、ね」

お茶目に言った彼女の可愛らしい一言は、誰にも聞かれずに独り言へと変わっていく。あぁ、早く帰ってこないかしら。退屈で退屈でたまらない、金色に輝く彼女の瞳はつまらなさそうに伏せられた