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>>180

｢ｯ…、！｣

屈辱的だ、快楽と羞恥と苦痛と憤怒が俺の中を満たす。言いたくない、言えない。”怖い”なんて。更に顔が熱くなるのが分かる。何もかもがぐちゃぐちゃになって、柄にもなく叫びたい。そして目の前の此奴の顔面を思いっきり殴りたい！何回も何回も殴って、泣いて謝るまで痛めつける！いつも愛想良く皆に好かれる様に、常に敬語で穏やかでいた弥勒だったが今や素の状態に戻っている。乱暴で自分勝手で、自負していないが弥勒は屑だ。どうしようもなく。そしてプライドがある。だから今の状況は頭にくるものでありこの拘束が無ければ今にでも噛み付いているぐらいだ。だが言わなければきっと此奴はこの手を離さない、意地でも俺を達せさせるだろう。ぎりりと悔しげに歯ぎしりをすれば涙で潤んだ瞳で岸辺に言い放つ

｢こんなｯ、激し、の…初めてで…、！怖ぇんだよ…ｯ！｣

もう此奴に愛想良くするつもりは毛頭ない、本音を正直に放てば顔を逸らす。恥ずかしすぎて更に違う意味で泣きそうだ、こんなこと珊瑚に聞かれたら俺は死ぬ！俺なりの言い方をしたつもりだ、こんなに激しいのは無理だと。もうだめだ、これいじょう、待てねえ…ｯ！！俺の達するまでの時間は、もう一刻と迫っていた