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>>37

暗い暗い闇を泳ぐ。俺はいつの間にか気絶していたらしく、目を覚ますまでこうして眠っている。俺は気絶する前、どうしていただろうか、一旦振り返ってみるとしよう。俺はくそ怠い学校を終えていつも通り珊瑚に挨拶(という名のセクハラ)をした、そしていつも通り頬を叩かれた後岸辺と帰って………そうだ、此処で意識がなくなったんだ。あの後俺達は道を別けて帰った訳だが……彼奴は無事なのだろうか。まさか自分を気絶させた相手が、その心配する岸辺とは知らず、弥勒は唯無事であってくれと祈っていた。ふとこの真っ暗な空間に一筋の光が流れる。そうか、もう目覚められるのか

｢ん、ぅん……？此処、は…？｣