>リアラ・ルミナリス髪を整え直し、一冊の本を見せられた。そこにあるのは自身の筆跡の文字。そして思い出していく記憶。「…っ…、…」久しぶりの再会、心の内に微かに残っていた記憶。再会の喜びを伝えたい。けれど穢れてしまった自身が近づくのは躊躇われる。せめて、せめてこの気持ちだけでも伝えたい。感情の消えた表情。闇に溶けた瞳。室内を見回し、羽ぺンを探す。