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>リアラ・ルミナリス

彼の言葉に申し訳なさそうに頷く。
そこでリアラは、一つ重要な事を思い出す。
本来ならば言葉を声に出して聞きたいのだが、時間がかかりすぎては忙しい彼の迷惑になりかねない。
室内を見渡し羽ペンと紙の束を探すと、思いの外早く見つかりすかさず筆を走らせる。
『国は、ユグドはどうなりましたか?父上や母上達は無事ですか?捕虜として囚われた者達もいるのです。皆無事なのでしょうか?』
言葉を書き上げた紙を、祈るような思いで彼に手渡す。