>リアラ・ルミナリス彼の語った事は事実だろう。あまりの内容にその場で崩れたくも思うが、覚悟を持って聞いたため。どうにか、正気を保てた。再び別の紙に筆を走らせる。『隠さずに話してくださり、ありがとうございます。どこか、そんな気はしていました。ユグドの、故国の王族はもう、私一人なのですね』必死に小さな笑みを浮かべ、悲しみを堪える。今まで感情など欠如していたのだ、この程度何て事はない。