>リアラ・ルミナリスやはり、マキナの民もあの者達の元に置かれているのか。マキナの皇帝は、その事をどのように思っているのだろう。部屋を後にした彼の言葉に従い、リアラはベッドにて思考を重ねる。敵国とはいえ、民に罪はない。悪いのは己の欲を満たすよう貪り狂うごく一部の上層部なのだから。それはリアラの知らないところでユグドにもあったのだろうし、いつでも争いの一番の被害者は何の罪もない者へと皺寄せがいくものだ。