>リアラ・ルミナリスジークフリートのリードで艦内を出ると、そのまま出口へと歩を進める。首輪はストールで隠して貰えたが、本当に大丈夫なのだろうか。案の定検問所にて、兵士の視線が訝しげに刺さる。「………」その視線に不安を覚え彼の服の袖を小さく摘まんでしまうが、ジークフリートから勅令の書状を見せられ、兵士がこちらにも敬礼してくれたので胸を撫で下ろした。