>リアラ・ルミナリス試着室から出ると、ジークフリートの様子が可笑しかった。呆けたと思えば、頬を薄紅に染め視線を逸らす。それでも似合っていると言ってくれたのだから、リアラとしては嬉しく思えた。「ありがとうございます」褒められた。その事が嬉しく、リアラは微笑みを浮かべた。