>リアラ・ルミナリス「いえ、今思えばこれで良かったのです。もし私に婚約者などいたのなら、争いに呑まれその方にまで要らぬ火の粉が降りかかってしまうところでしたから」心からの思いで微笑みを浮かべ、思いを発した。だがもし、今後誰かと添い遂げられたらという思いを思考すると、そこに浮かんだのは目の前の彼だった。