>リアラ・ルミナリスジークフリートの笑みにつられ、リアラも頬を薄紅に染め微笑み返す。そういえばと思い、自身の手元にある彼の私物であるハンカチに視線を向けた。洗って返そうにも、今のリアラには個人の住まいも金銭もない。しかしこのまま返すのは僅かなりとも抵抗があった。