>棺月蓮教室から出てきたシノの声は明るい。お説教を食らったというのにとてもご機嫌だ。これでは教師も報われないなとは思いつつ、面倒くさがりな蓮は『まぁ、良いか』などと思うのだから、大概と言える。「お疲れさん、で、どうする?」抱き付いてきたシノの髪を撫で、部屋に向かうか、何処かでお茶をするかと問う。