>リアラ・ルミナリス近衛兵の様子に内心僅かな焦りを覚えたが、ジークフリートの言動は冷静そのもの。その様子に心強さを懐き、リアラの心も落ち着きを取り戻した。しかし皇帝陛下の居られる場が庭園という言葉に、新たな疑問がうかんだ。リアラの想像では、謁見の間か、或いは執務室等の形式的な場に居られると思っていたからだ。