>リアラ・ルミナリス席を立ち去る皇帝陛下を微笑みで見送り、姿が消えてから溜め息をつく。ジークフリートから話を聞いていたため少し期待していたのだが、それも今は影を潜める。一年前とは違い、はっきり言ってマキナに対しての信頼はほぼない。あの頃は隊や民を守る為に堪えたが、結果は悲惨なものだった。ならば、国を支援するという言葉にも信用性はない。ましてや信用を求めていない皇帝の態度を見れば、それは更に地を這う。