大人なりきり掲示板

Re: 攻受出来れば理想的-家庭教師居ませんか?練習したいので〆 ( No.89 )
日時: 2018/10/11 00:32
名前: 白楼雪 (ID: bkADf4XB)

>リアラ・ルミナリス

参謀本部。数日前に聞かされた、リアラを引き渡す先。
彼の元に置かれているのは一時的な事で、いずれ引き渡される事はわかっていた。
「あのっ…」
去り行くジークフリートを見つめ、最後に別れを切り出せなかった事に悲しみの色が滲んだ。
一人残された室内。
ベッドに腰を下ろすと、室内の棚に一冊の小説が目についた。
それを手に、リアラは棚から羽ペンを探し出す。
気づいてくれるだろうか。分からないが気づいてほしい。
『ジークフリート・エインズワーズ中佐様。この文に気づいてくれると願い認めます。貴方と過ごした数日間は、とても有意義でした。貴方のくれたドライフルーツ、共に見れた夕闇の美しさ。この先それを忘れる事はないでしょう。もし、再び貴方と再会する事が叶ったとしても、その時私はきっと穢れています。ですから、決してもう二度と私に触れないで。貴方は貴方の道を進んでください。リアラ・ルミナリス』
認めた小説の背表紙を閉じ、元の位置へと戻した。