佐々木崇>※はい、ありがとうございます。律はスヤスヤと気持ち良さそうに眠る。小鳥の鳴き声が外から聞こえても、律は起きない。不意に頬を撫でられる感触に「ん……」と小さく声を漏らす。そして、まだ朦朧としているがうっすらと瞳を開けた。視界に彼の姿が入るとぼんやりとした声で「おはよう、ございます」と挨拶だけ交わし、また目を瞑って眠ってしまった。