佐々木崇>「んふっ……ふぅ、はっ……」深い口付けをされれば律は意識がないままでも、しっかりと口からは吐息が漏れている。漸く異変に気付いたのか、律はうっすらと瞳を開ける。目の前には彼の顔。何で、こんな状況になっているのか。全然理解できず、ぱちくりと瞬きをする。「あ、の……佐々木、さんッ……」胸の尖りを触られ、少し声が裏返りながらも彼の名前を呼んでみる。