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佐々木崇>

歳なのかなと言う彼に「そうです」とも言えないので、ただジッと見つめるしか出来なかった。
すると、何を思ったのか『キッチン借りる』と一言言って部屋を出ていってしまった。
やはり何か言ってあげれば良かったか、冷たすぎたのではと考えてしまう。
律もこれまで恋人という関係を作った事がないため、どう接っせば良いか分からない。
それに昨日、結構恥ずかしい事をしたのだから無駄に意識もしてしまう。
どうしたものか、と考え込んだ。