佐々木崇>彼が頷くのを確認して、律はキッチンに向かう。冷蔵庫を開け、1リットルの天然水を出す。律は普段、お茶か水しか飲まない。水に関しては水道水は飲みたくないので、こうしてペットボトルの物を買っている。コップを食器棚から二人分出し、水を注ぐ。再び彼の元に戻り「これ、水ですけど……飲めますか?」コップを一つ、彼に差し出す。