佐々木崇>風呂場に向かうと早速湯船にお湯を溜める。アパートなので今時の自動でやってくれるのは付いていないし律自身も面倒くさいので、直接お湯を蛇口から出して溜めるのだ。「よし」律はやるべき事を終え、「後は待つだけだ」とリビングに戻る。リビングに戻るとソファーの上で体育座りで縮こまる崇が目に入った。「佐々木さん?どうしたんですか?」先程までの態度とは違い、彼は会ったばかりの彼に戻っていた気がした。