佐々木崇>「さ、佐々木さん……」子供のような言葉に律は何の用も無いのに、彼の名を呼んでしまった。彼が見せた気の緩みに戸惑いを隠せないが、彼の言動や行動にはどこか可愛らしくて愛らしかった。「もう、何されても憎めません……」気付いたら、本音がポツリと口から溢れてしまっていた。