>>92心配そうに言ってくる彼に少し微笑みながら言葉を口にする。「分かりませんけど……でも、ここから出れるなら良いです。それに、もし僕が飲んで可笑しくなってしまったら……零さんがなんとかしてください」最後の方は完全に他人任せになってしまったが、零ならやってくれるだろう。そう信じ、夏樹は零から瓶を受け取り蓋を開けてクッと一気に喉に流し込む。