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>>34

「全部……？」

彼が言ったことを反復すると、ようやく理解出来たのか顔を一気に真っ赤にさせた。
自分が一目惚れした相手がまさか自分にこんな事を言うなんて
怜奈にとっては思いもしなかっただろう。

「あの、えと……わ、私はどうすれば……」

興味はあるのか、怜奈はこれからどうすればいいのかを彼に問う。
このような返事をしたことから、怜奈は彼の言葉を受け入れたようだ。


>>35
ありがとうございます！
こちらの返信で返しづらい場面がありましたら、遠慮なく言ってください！
精一杯対処します。
では、↓からが本文です。

南は自分の教室を出て、下駄箱に向かっていた。
何故残ってたのかというと、なんだか帰る気にならなくて
適当に時間を潰していたからだ。

「お？」

廊下を歩いていると、見覚えのある姿が目に入る。
あれは、高梨遊だ。
丁度良いやと何かを企んでいるような笑みを浮かべると遊に話しかける。

「やっほー！高梨ー！お前も今帰りか？」

明るい笑顔を浮かべながら相手に問う。