「…ウラアァッ!」彼のトスはタイミングから高さやらまでピッタリで、そのトスを打つ俺にとっては最高に気持ちの良いものだ。矢張真剣な顔をしてスパイクを決めるが何処か楽しそうな表情をしている。ブロックをしてくる同級生をもろともせず、ボールが床についたときバシィッ、とけたたましい音が響く。「やっぱオメーのトス最高だわ。」彼に近寄り、笑顔でハイタッチを求め片手を上げる。