素直に休憩に入る彼を確認して、恐らくまだ動いていたかったのだろうなと予想し、自分も先程迄休憩していた時は彼と同じような気持ちで居た為、彼の気持ちは良く分かる。休憩を終えた後輩を迎えポジションがセッターである後輩を相手に相棒的存在な和希では無く、後輩の手から放たれるボールを次々に打っていく。暫くして数人からのトスを打ち終わり「中々良いトスだったじゃねぇか。」と後輩にニッと笑みを溢した。