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「おう。」

彼が出ていく後に続いて、部屋を出る。
幼い頃元々バレーをやるようになったきっかけは和希に誘われたから、だった為俺が練習する場合は少しだけ家から離れたバレーコートが設けられている施設に行く必要があるので彼の家の庭は練習するには十分で丁度良く、便利だなと思う。

「じゃ、練習すっか。仕方ねぇからお前の気が済むまで付き合ってやるべ。」
遅くなり過ぎない様にとは思うものの、自身も彼のトスを打ちたい気持ちが上昇してそう言う。

丁度良い立ち位置に立てば、視線でトスを催促する。