「…!お前のトス打つくらい何時でも覚悟出来てんだよっ。」彼の満面な笑みを見て、つられて輝きのある眼で楽しそうな表情を浮かべる。幾らでも打ってやる、掛かってこいとでも云うような挑戦的な態度で待ち構え時間を忘れ、次々と俺だけに上がるトスを打ち続けた。すっかり暗くなり、御互いの表情を見極め難い頃になってきた。