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「は…？なにしやがんだ、テメェ…何が我慢出来ないんだよ？」

いきなりの事で状況が呑み込めず、理解が出来ないといった様子。
それでも、両腕を押さえ付けられている事に不機嫌そうな表情。

すると、突然邪魔をするように玄関から誰かが入ってくる扉の音と共にただいまーと云う言葉に何処か安心して身長こそ負けているが力は勝っている筈な為、彼の一瞬の隙を付いて両腕に力を加え振り払い彼を押し退けベッドから立ち上がり離れる。

「なぁ、帰ってきたぞ。出迎えした方が良いんじゃねえの？俺も挨拶しねぇとだし。」
と和希が俺に何をしようとしていたのか判らなかったが取り敢えず声を掛けに行くよう促した。

玄関には俺の靴もあるので誰かが来ている事は判る筈だ。
そう思っていると案の定「誰か来てるの？」と云う言葉が聞こえてきた。