「んぅっ!………あっ!……ふぅっ……」空悟は千夏に言われて、その後仰向けになって千夏の方を抱き寄せた。自身で気付かなければならない事を千夏にしていなかった。だからこそ、空悟は突かれながらも、千夏のでこに当ててふわっと笑みを浮かべた。「千夏…………愛しとうよ……ずっと、愛しとう」本来なら千夏の前でも言わない関西弁が口に出ていた。妖艶に、少し儚げにも、空悟にとって関西弁混じりの告白は、千夏にしかしない事だろう。