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>>637

「はぁ……はぁ……」

空悟が全部を受け止めると、千夏はモノを抜いた。
千夏自身も満足したからか、モノの膨らみは収まり無くなった。
千夏は失神寸前の空悟の横に寝転び、心配そうな表情で彼の頬を撫でる。

「空悟、いける？かんにんな、無理させてもうて……」


>>638

彼の言葉にすぐに反応し、頷いた。
視界が奪われる事が恐怖でしかないのだ。猿轡も、されたままだったら辛い。
一刻も早く外してほしくて、「んー」と言いながら促している。


>>639

翔琉の対応に母は「偉いわねー」と感心している。その後に「うちの子とは大違い」と付け加えるので、思いっきり和希は睨んだ。

机に全ての料理が運ばれると皆は座る。和希は勿論、翔琉の横に座った。
手を合わせ「いただきます」と言うと、皆は箸を持って食事を始める。


>>640

彼の予想外の反応に南は肩を落とした。
だが、二人きりなのは変わりないし、これから意識させるようにすれば良いと思い
気を取り直した。

「とりあえず、部屋、行こうか」

そう言って二階への階段を上がる。