>>642反応が遅れた彼を見て、南は首を傾げる。「どうした?考え事?」部屋に向かいながら彼に問いかける。>>643「ッ!」彼の母への言葉に和希は嬉しく思った。そんな事が分かるぐらい見ていてくれている、という事が嬉しいのだ。彼の言葉を聞いた和希は母を睨むのをやめた。隣で料理を口にする彼が美味しそうに表情を綻ばせている。そんな彼を見て、和希も表情が緩んでしまう。