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>>657

「お、おう」

和希は内心、まだ焦っているが明るい表情で返事をした。
翔琉が風呂場へ向かうと、着替えやタオルを準備するために和希は自室に向かった。
自分の衣服とタオルを手にすると、ふと翔琉の事を思い出す。
確か彼は家に帰らず、此処に泊まるという事になったから着替えも何も無いんだ。
和希は再びクローゼットを開けると翔琉の分の着替えやタオルを出して、風呂場に向かった。

「翔琉ー、入るぞー」

服を脱ぐと一応入ると一言言ってから、風呂場のドアを開けた。


>>658

「んー、そうだなー」

彼の返答の仕方に何か違和感を感じたが、気にする事はなく、棚からゲームソフトを何個か取り出す。
ゲームの種類は様々でリズムゲームやパズルゲーム、戦闘ゲームもあった。
「どれがいい？」と一通りソフトを並べて彼に問う。


>>659

「ん、んー」

目隠しを外され視界は戻ったものの、口は猿轡を噛まされたままだ。
それを不満に思った澪は必死に「外して」と幸範に訴える。